故事・名言集
な行
○長い物には巻かれよ
力の弱い者や権力・地位のある者には抵抗しても無駄だから服従した方が良いと言う事
○ならぬ堪忍するが堪忍
もう我慢出来ないという所まできてもじっとこらえて我慢するのが本当の我慢だと言う事
○情けは人の為ならず
情を人に思い与えればめぐり巡っていつかは自分に良い報いが回ってくると言う事
○憎まれっ子世にはばかる
世間から憎まれたような子は、かえって世間では非常にはばをきかせるものだと言う事
○二足の草鞋を履く
同時に二つの仕事を兼ね、表向きの仕事をしながら裏では別の仕事をして隠している事で、両方に都合の良い事を言う
○二兎を追う者は一兎をも得ず
二匹のうさぎを追い、二匹とも捕らえようとする者は一匹すら捕らえられない様に、一度に欲を出すとかえって利益が得られない
○人間万事塞翁が馬（准南子より）
人間の幸・不幸は決まりがなく災いが福に変わり福が災いとなるものだから、何があっても悲しんだり喜んだりするものではない
○忍の一字は衆妙の門
忍耐はその精神力さえこらえればすべての優れた道に通ずることで、耐え忍んで行動すればこそ前途は開けると言う事
○糠を舐りて米に及ぶ（史記より）
ぬかを舐め尽くすと米にまで手をつけると言う事で、害がだんだんひどくなり大きくなると言う事
○盗人にも三分の理
いかなる事を行うにも、その本人にはそれ相応の理由がある。泥棒にも多少の理屈はある
○濡れ手で粟
濡れ手で粟を掴むように骨をおらずに多くの利益を得る事の例え
○猫の首に鈴をつける
危険で成功の見込みのない企てによく検討をしないですること
○根を深くし蔕（ほぞ）を固くする（老子より）
どこにも手落ちがないようにしっかり固めて万全を期する事を言う
○念力岩をも通す
心を込めてあたればどんな事でも必ず成し遂げ成就する事が出来る