サリン事件と放射能の罪
2012年6月3日
1995年に起きた地下鉄サリン事件で特別手配されていたオウム真理教信者の、菊地直子容疑者がついに逮捕されました。
地下鉄サリン事件(ちかてつサリンじけん)は、1995年(平成7年)3月20日に東京都の地下鉄で宗教団体のオウム真理教が起こした神経ガスのサリンを使用した殺人事件で、死者を含む多数の被害者を出した。警察による正式名称は地下鉄駅構内毒物使用多数殺人事件である。この事件は日本だけでなく世界にも大きな衝撃を与えた。
サリンという名は、開発に携わったシュラーダー
(Schrader)、アンブロス (Ambros)、ルドリガー
(Rudriger)、ファン・デア・リンデ (Van
der LINde) の名前を取って名付けられた。合成成分からイソプロピルメタンフルオロホスホネートとも言われる。
VXガスと同じでコリンエステラーゼ阻害剤として作用する。元々は有機リン系殺虫剤を開発する過程で発見された物質ではあるものの、生物に対する毒性の猛烈な強さや取り扱いの危険性が大き過ぎるなどの問題があり、実質的には化学兵器として殺傷行為に用いる以外の用途は無い。
1990年代に新興宗教のオウム真理教がサリン製造を目的としたプラントを建設して合成に成功し、裁判妨害や社会混乱などを企図した無差別テロ事件を引き起こした。
放射能(ほうしゃのう、英: radioactivity)とは、原子核が崩壊して放射線を出す能力のことである。 放射能の単位はベクレル(記号 Bq)であり、1Bqは1秒間に1個の原子核が崩壊することである。
人体が放射線にさらされることを放射線被曝、またはたんに被曝という。
放射線による健康への悪影響を放射線障害という。
急性放射線障害としては、たとえば約4 Gyの被曝で半数の人が死亡するとされている。
慢性放射線障害としては、何年もたってから白血病や癌などを発病するかどうかは確率的である。被曝が長期的にどの程度の危険をもたらすかについては、人体実験が不可能な事や長期間かかる事・対象群が設定しづらい事・症状が非特異的である事・遺伝的影響では更に時間がかかる事などから見解は定まっていない。
「た、助けて!」
「ようやく捕まったか・・・」
「・・・怖い事件じゃ・・った」
「わしゃ、思い出しただけでも震えが止まらん!」
「お爺さん、サリンと放射能ってどちらが怖い?」
「そら、放射能じゃ」
「便利さと怖さを併せ持った凶器かの」
「でも、自動車と一緒にしちゃ駄目だよ」
「ふーん」
「放射能は使い方によっては、人類を滅亡させてしまう、恐ろしい発明、なんだ」
「まだ、完全に最後までの制御方法も出来てないし、・・ね」
「そんなの使っていて良いの?」
「大人は、その便利さに負けてしまったのさ」
「一生懸命頑張っている人が、いるのも現実」
「私は、賛成出来ん・・・心配が多過ぎる」