小沢氏、なお増税に反対「政権交代の意味ない」

2012528

民主党

 民主党の小沢一郎元代表は27日、沖縄県南風原町で開かれた会合で、消費増税について「我々が政権交代の時に何を訴えたのかを考えなければならない。このことを忘れてしまっては政権交代の意味がない」と述べ、改めて反対する考えを示した。

 野田首相との会談には触れなかった。

 

小沢氏「消費増税、賛成できない」首相と会談

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民主党の小沢元代表との会談のため、首相官邸を出る野田首相=清水敏明撮影 野田首相との会談に臨む民主党の小沢元代表=松本剛撮影

 野田首相と小沢一郎・民主党元代表の消費税率引き上げ関連法案を巡る会談が30日午後0時33分に終わった。

 小沢氏は会談後に党本部で記者団に対し、「賛成というわけにはいかない。大増税の前にやるべきことをきちんとやるのが民主党政権に課せられた責任だ」と述べた。また、「一党員なので代表に呼び出されればどこへでも行く」と述べ、再会談の求めがあれば応じるとの考えを示した。

 会談は党本部で約1時間半にわたって行われ、輿石幹事長が同席した。首相は小沢氏に対し、消費増税法案の今国会成立に協力と理解を求めたとみられる。

野田首相は「小沢氏とは合意形成に至らず」

 野田首相は30日、消費増税関連法案を巡って小沢一郎・民主党元代表との会談後、首相官邸で記者団の取材に応じ、「法案に賛成するという意味では、一致点、合意形成には至らなかった」と述べた。小沢氏との再会談については、「かなり率直な意見交換ができた。このことを反すうしながら考えたい」と語った。

 また、野田首相は小沢氏について、「消費税引き上げには反対ではないと言っていた。時間軸の問題で差がある」と述べた。

 野田首相によると、会談では首相がまず、小沢氏に対し、消費増税関連法案の成立に協力を要請したのに対し、小沢氏は、増税への国民の理解を得るためとして、〈1〉行政・地域主権改革、〈2〉社会保障の理念を示す、〈3〉経済の再生――の3点を挙げ、現段階での消費税引き上げに「賛成できない」との立場を示したという。

会談内容

 

野田

「財政事情、少子高齢化などから消費増税は待ったなし。協力して欲しい」

 

小沢

「増税の前にやることがある。法案には賛成できない」

 

「中央政権、官僚支配の矛盾を是正し、徹底的に省くことが先だ」

 

野田

「行政改革、地域主権改革はずっと一生懸命やってきている」

 

小沢

「民主党の社会保障ビジョンが忘れ去られて、増税だけ前面に出ている。一体改革でない」

 

野田

「議論してきた社会保障改革はやる。社会保障に力を入れている」

 

小沢

「デフレの経済状況で国民に大増税をお願いすることは納得できない」

 

野田

「経済を好転させる取り組みを懸命にやっている」

 

民主党(政権交代)の趣旨から言えば小沢氏に正当性があり、とても野田氏の要求を飲めるものではない。

野田氏が言うように取り組んでいるのであれば説明が必要、今のところそれらの説明が一切ないので増税総理と言われてもしかたない。

説明能力がないのか、やっていない、のどちらかだ・・・

よく、鳩山氏と菅氏との比較でまだマシだと言われているが鳩山氏よりは上だが菅氏よりは下に私には見える。

九度山 真田の庄